デクシアの取締役会、CEOに必要な対応策を求める
[ルクセンブルク 3日 ロイター] 仏・ベルギー系金融サービスグループのデクシア(DEXI.BR: 株価, 企業情報, レポート)は、株価急落を受け3日夜から4日にかけ緊急取締役会を開いた。取締役会は財務状況の改善を表明するとともに、ピエール・マリアーニ最高経営責任者(CEO)に対して、構造的な問題を解決するため必要な対応策を準備するよう要請した。
一方、ユーロ圏財務相会合に出席したベルギーのレインデルス財務相は、会合後記者団に対して「フランスとベルギー政府は状況を注視しており、必要であれば介入する」と述べた。
ベルギーとフランスはともに、デクシアに出資している。
デクシアのギリシャ国債に対するエクスポージャーは欧米銀行の中でも特に高く、ここ数週間、同社が事業分割を行うか、もしくは公的資金の注入が必要になるかもしれない、との観測が高まっている。
デクシアは2008年に金融危機下でベルギーとフランス、および、主要株主から60億ユーロ(80億ドル)の公的資金の注入を受けている。6月末時点で38億ユーロのギリシャ国債を保有、クレジットリスクのエクスポージャーは48億ユーロだった。
同社の時価総額はわずか25億ユーロで、中核的自己資本は大きな打撃を吸収するのには不十分とみられている。
同社は、2020年までに償還を迎えるギリシャ国債について、21%の損失を穴埋めするために3億3800万ユーロを計上している。
ただ、現在のギリシャ国債価格によると、投資家は50%か、もしくはそれ以上の損失を被る可能性がある。
関係筋によると、デクシアの株主は増資を避けたい意向。ただ、デクシアは、傘下の仏クレディ・ローカル銀行の一部を売却する可能性がある。
ナティクシスのアナリスト、Alex Koagne氏は「不良資産がもたらす損失に耐えるため、デクシアは資本注入が必要だ」と述べ、バーゼルIIIが求める9%の中核的自己資本(Tier1)を満たすために50億ユーロの増資が必要、との見方を示した。
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