米商品取引所ICE、シカゴ商取に買収提示
[ボカラトン(米フロリダ州) 15日 ロイター] エネルギーなどを扱う米商品取引所インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)(ICE.N: 株価, 企業情報, レポート)は15日、シカゴ商品取引所(CBOT)の親会社であるCBOTホールディングスBOT.Nに対し、総額99億ドルでの買収を提案した。これは、CBOTホールディングスに対してシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)CME.Nが提示する買収額を上回る内容。
ICEはこのところ商品取引市場で存在感を高めており、CBOTホールディングスとの合併が実現すれば、世界でも有数の金融デリバティブ市場が誕生する。
15日のニューヨーク証券取引所でCBOT株は、ICEとCMEの間で買収合戦が繰り広げられるとの観測に支えられ、17%超上昇して取引を終えた。
ICEの買収案は、CME案に比べて金額面で約11%上回るほか、合併後の会社の過半数株式をCBOTが取得する内容となっている。CBOTは過半数を取得することで、シカゴ・オプション取引所(CBOE)でのオプション取引を行う権利を維持する。
CBOTは声明で、取締役会で買収案を検討するとした。
ICE案では、合併後の会社のトップにはICEのシュプレヒャー最高経営責任者(CEO)が就任するとしつつも、CBOT経営幹部の多くが現職を維持する内容となっている。一方CME案は、経営陣の大半をCME出身者が占めるとしている。
ICEのシュプレヒャーCEOは「(買収)金額は重要な基準だが、唯一の基準ではない」と述べた。 ICE案はCBOT株1株当たり187.37ドルを支払うとしており、CME案の同169.53ドル(総額89億6000万ドル)を上回る。ロイター・エスティメーツによると、CBOTの株価収益率(PER)はICE案で57.64倍、CME案で52.16倍となる。
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