人民元上昇でも米貿易赤字問題解決せず=オバマ議員の顧問

2007年 05月 18日 11:57 JST
 

 [ロンドン 17日 ロイター] シカゴ大学経営大学院の経済学教授で、民主党の次期大統領選候補指名を目指しているバラク・オバマ上院議員の経済顧問を務めるオースタン・グールズビー氏は、ロンドンで講演し、人民元が変動相場制になっても米国の貿易赤字問題は解決しないとの考えを示した。

 同氏は私見だとしたうえで「明日、人民元が変動相場制になり、大幅に上昇したとしても、別の貿易相手国が米国の赤字の対象国に変わるだけだ。アジアの全通貨が調整されれば影響はあるだろうが、実際にそうなれば、インフレや金利上昇につながり、気持ちのよいことではないだろう」と述べた。

 米国と一部の国は、世界的な貿易・資金流動性の不均衡を是正するため人民元相場の上昇を速めるよう中国に圧力をかけている。

 しかしグールズビー氏は、米国の貿易赤字問題の根は投資が貯蓄を上回っていることから、資本収支を均衡させるため外資の流入に依存しなければならないところにあると指摘した。

 
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