人民元、急上昇すれば世界が代償払う=南京大教授
[北京 7日 ロイター] 中国南京大学の経済学教授Liu Zhibiao氏は、7日付の人民日報海外版に掲載された論説で、中国は、人民元相場の押し上げに最善を尽くしてきたとした上で、人民元が今後、急上昇すれば、世界はその代償を払うことになるだろうと警告した。
ドイツでは6日から主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)が開催されており、政府筋によると、フランスのサルコジ大統領は、中国の胡錦濤国家主席と会談し、為替に関する懸念を表明する見通し。
同教授は「人民元の上昇ペースについては、中国は最善を尽くしてきた」と指摘。人民元は2005年7月の切り上げ以降6%上昇している。
中国はまた、5月21日に人民元の対ドルでの変動幅を基準値の上下0.3%から0.5%に拡大した。
同教授は、中国の多くの省、特に沿岸地域では、海外直接投資(FDI)や加工貿易への依存度が高いため、人民元が急上昇した場合、中国経済に深刻な打撃を与えるとの考えを示した。
その上で、こうした産業が人民元の上昇ペースと同様のペースでバリューチェーン(価値連鎖)を強化できなければ、中国経済は長期にわたる景気後退局面に入る恐れがあると指摘。「中国および世界がその代償を払うことになるだろう」と語った。
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