中銀の外貨準備、米国債以外の債券運用拡大へ=UBS

2007年 06月 8日 08:20 JST
 

 [ニューヨーク 7日 ロイター] 世界の中央銀行の3分の2以上が、外貨準備の運用利回り向上のため、今後1年間で、米国債以外の債券の購入を増やしたいと考えていることが、スイスの金融大手UBSの調査で明らかになった。 

 調査は6月4日の「UBS中央銀行会議」の直前に、世界の中銀90行を対象に実施。調査対象となった90行は世界の外貨準備の91%を保有しているという。

 外貨準備を米国債のみで運用していると回答した中銀は、全体の3%で、5年前の31%から大幅に低下。中銀が外貨準備の分散を進めていることが裏付けられた。

 調査リポートは「中銀の間では、リスクを抑制しながら、長期的な運用収益の最大化を目指す姿勢が以前にも増して強まっている」としている。

 調査によると、中銀の外貨準備は、中国を筆頭に総額5兆7000億ドル。この他に、産油国が外貨準備のように運用している資産が2兆5000億ドルあるという。

 外貨準備の多様化では、ドル建てから別の通貨建てに資産を分散するよりも、ドル建ての資産のなかで運用先の多様化を進める可能性が高いという。

 UBSは「(中銀がドルを売るという懸念は)明らかに行き過ぎだ。分散化はすでに大半が終了している」と指摘した。

 モーゲージ担保証券(MBS)や資産担保証券(ABS)を運用対象として認めたと回答する中銀が目立った。MBSやABSを運用対象として認めている中銀は全体の52%。昨年の44%、5年前の22%から上昇した。  続く...

 
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