英キャドバリー、三星食品に友好的TOB
[東京 18日 ロイター] 大手菓子メーカーの英キャドバリー・シュウェップスCBRYは18日、三星食品2227に対し、子会社のキャドバリー・インベストメンツ・ジャパンによる公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。三星食品も賛同している。
買い付け期間は6月19日から7月19日。買い付け価格は1株2750円で、6月15日の終値1630円に対し68.7%のプレミアムとなっている。
TOBを行うキャドバリー・インベストメンツ・ジャパンは、今回のTOBのために作られた子会社。キャドバリーは、三星食品株全株を取得する方針。
日本法人であるキャドバリー・ジャパン(東京都品川区)の井上ゆかり社長は、会見で、市場規模1800億円のガム市場でのシェアが18%となり、プレゼンス確立に必要な20%が見えてきたため、次の分野であるキャンディー市場でのプレゼンス確立に向けて動いたと説明した。キャドバリーから話を持ちかけ、今年4月から協議を始めたという。
5月に解禁された三角合併を使わなかった理由について、井上社長は「いろいろな選択肢を比較検討した結果、財務アドバーザーの助言もあり、現金にした」と述べた。
キャンディー市場は2700億円で、シェア10%程度の企業2社がトップという。現在、キャドバリーは3%、三星食品は4%のシェアを持っており、井上社長は「まずはキャンディー市場でトップシェアを狙う」としている。
キャドバリーは「リカルデント」や「クロレッツ」で、日本のガム市場でシェア第2位。キャンディーでは「ホールズ」などがある。一方、三星食品はシュガーレスのど飴「キシリクリスタル」を出している。
両社は、TOB成立後に、統合プランを具体的に考えるとしているが、三星食品の商品の海外展開や物流などの効率化を図る方針。
キャドバリーは市場規模4100億円のチョコレートを第3の市場として位置付けているが、井上社長は「まずはキャンディーでトップシェアを狙う。チョコレートはその後考える」と述べるにとどめた。
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