米FRBは利下げ急がず、投資家救済との印象避けたい意向

2007年 08月 30日 17:54 JST
 

 [フランクフルト 30日 ロイター] 30日付のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙に掲載された記事によると、米連邦準備理事会(FRB)は、FRBが投資家の救済に乗り出すとの市場の見方を崩したいと考えており、政策金利の引き下げを急いでいない。

 記事は、FEDウォッチャーのグレッグ・イップ記者が執筆した。取材源は公表していない。

 それによると、バーナンキFRB議長は、金融市場を機能させておくことと、経済を健全な状態にしておくこととの間に線を引きたいと考えている。

 前任者のグリーンスパン氏がFRB議長を務めていた頃は、FRBは金融安定問題に利下げをもって対応するとの認識があったが、バーナンキ議長は、市場の混乱が利下げにつながるとの自動的な思い込みを断ち切りたいと考えているという。

 記事は「当局者は、投資家の救済という認識が存在し、その認識を野放しにすれば、FRBがインフレを抑制するのに必要な信頼性を損ない、リスクに対する甘い見方を増長させるということを認識している」としたうえで「FRBは、米経済にとって利下げが必要かどうかを時間をかけて検討することで、投資家がFRB当局者は資産価格の下落を過度に懸念していると考えるのを防ぐことができるのではと期待している」と指摘した。

 
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