米連銀貸し出しが急増、2001年9月以来最大

2007年 09月 14日 12:40 JST
 

 [ニューヨーク 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が13日発表した9月12日までの1週間の米市中銀行への連銀貸し出しは1日平均31億6000万ドルとなり、前週の13億4000万ドルから大幅に増加した。これは2001年9月11日の「同時多発テロ」後以来の高水準。

 通常、金融機関の借り入れの最後の手段として考えられていた連銀貸し出しが急増したのは、クレジット市場のタイト化が一段と進み、金融機関がキャッシュの手当てに窮していることが背景にある可能性がある。

 三菱東京UFJ銀行のシニアエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「借り入れが困難な状況になり、どのような利率でも長期的なローンが組めなくなっている顧客のために銀行が資金調達に走っているようだ」と述べた。

 格付けが高い優良金融機関向けのプライマリー・クレジット(優先信用供与)の連銀貸し出しは、12日の1日だけで総額71億5000万ドルに達し、6年ぶりの高水準となった。 2001年9月の「同時多発テロ」の際は金融市場の混乱で、1日の同貸し出しは455億ドルに達した。

 サブプライムローン問題に端を発した流動性のひっ迫を受け、連邦準備理事会(FRB)は前月、公定歩合を5.75%に引き下げている。

 9月12日までの1週間のプライマリー・クレジットの連銀貸し出しは1日平均29億3000万ドルとなった。

 ライトソン/ICAPのチーフエコノミスト、ロウ・クランドール氏は「金融システムには資金が非常に不足している。金融機関は資金を借りる必要に迫られている」と述べた。

 
 
 
 
 
 
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