福田新総裁が誕生、麻生氏も197票で善戦

2007年 09月 23日 15:52 JST
 

 [東京 23日 ロイター] 安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明を受けた自民党総裁選は23日、衆参両院の国会議員と都道府県代表による投票が行われ、福田康夫元官房長官(71)が330票を獲得し、197票の麻生太郎幹事長(67)を破って新総裁に当選した。

 福田氏は麻生派(16人)を除く同党内の全8派閥から支持を取り付け、国会議員票で麻生氏をリードし、都道府県の票でも麻生氏を引き離した。麻生氏も事前の予想を上回る200票近い票を獲得して善戦した。福田氏は24日に幹事長などの党3役を選任し、25日の国会で首相指名を受け、福田内閣を発足させる。

 福田氏は新総裁に当選後、両院議員総会であいさつし「(総裁に当選して)感激している。職責を十分に果たすよう全身全霊かけて励んでいく覚悟」と述べた。福田氏はさらに「自民党は大きな困難に直面している。国民の信頼を回復し、着実に政策を実行する政党に生まれ変わりたい。私はその先頭に立ってやっていく」と述べた。

 今回の総裁選では、安倍首相の辞任表明直後は、幹事長として党内ナンバー2の麻生氏が次期総裁に最も近いと同党内ではみられていた。

 しかし、福田氏が総裁選への立候補の意思を固めると、安倍政権と距離をおいてきた古賀誠元幹事長の率いる古賀派、山崎拓前副総裁が会長を務める山崎派、谷垣禎一元財務相の谷垣派が支持を表明。立候補の意思を表明していた額賀福志郎財務相の所属する津島派も福田氏支持に傾き、額賀財務相は福田氏支持を言明して、立候補を断念。伊吹派、二階派、高村派も雪崩を打って福田氏支持を打ち出し、国会議員票は、選挙戦の序盤から福田氏優位の構図ができ上がっていた。

 NHKなどの調査によると、投票前に方針が決まっていた47都道府県代表の計141票のうち、65票の麻生氏に対して福田氏が76票を獲得して、過半数を制した。

 総裁選は、無記名投票のため、誰がどの候補に投票したかわからない仕組みだが、地方票を全体の得票から除くと、国会議員票は福田氏が254票、麻生氏が132票となり、派閥の支持の比率に比べると、麻生氏が健闘した。

 福田氏の自民党総裁としての任期は、安倍氏の残りの2009年9月まで。  続く...

 
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