インタビュー:下期債券運用、慎重な姿勢で臨む=三菱東京UFJ銀
[東京 12日 ロイター] 三菱東京UFJ銀行は、07年度下期の債券運用は慎重な姿勢で臨む見通し。来年以降の金利正常化を見込んでいるが、足元の金利水準は低すぎるとの見方から、大きくリスクを取ることはしない。
ただ、レンジの上限では流動性の高い7─10年債を中心に、短期保有を目的とした購入を検討している。
同行の円貨資金証券部次長、峯島泰樹氏がロイターとのインタビューで語った。
──日銀の金融政策の見通しは。
「来年の春先までは日銀の利上げは難しいとみている。米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)問題による混乱は足元はいったん落ち着いているが、根本的な収束まではまだ時間がかかる。欧米を中心にこの問題でどの程度のダメージがあったのかは依然、全容が露わになっておらず、年内中は決算や年越えの資金調達などを含め、市場がひと揺れふた揺れする可能性は十分ありえる。米連邦準備理事会(FRB)も、今後、市場へのダメージが顕在化した際には緊急的に利下げに動く、という姿勢は崩していないだろう。
国内要因からみても、マクロ経済は総じて拡大基調で、生産なども形としては悪くないが、一方で、個人所得、個人消費、住宅投資などは伸び悩んでいる。中小企業は製造業、非製造業ともに景況感が悪化しており、福井総裁を始め日銀の幹部がそういった格差に十分注意を払っていると表明している以上、何らかの改善の見通しが見えてこないと、日銀はアクションを起こしづらい。
年明け以降も、予算が固まった後には総選挙の可能性があり、政治日程を含めて考えると、日銀の利上げは来年5─6月までできないのではないか。日銀としても、金利正常化の理屈だけで押し通すリスクのほうが大きく、外部環境を見極めたうえで来年から動き始めたほうが、むしろ順調な正常化が図れるのではないか」
──債券運用の基本方針は。 続く...





