シティやメリルのスプレッドが拡大=米社債・CDS市場

2007年 11月 3日 09:59 JST
 

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 2日の米社債市場では、スプレッドがワイド化した。ドイツ銀行が米大手金融機関の第4・四半期の評価損が100億ドルを超える可能性を指摘したことで、金融セクターが弱含んだ。

 マーケットアクセスによると、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の10年物スプレッドは10ベーシスポイント(bp)以上、メリルリンチMER.Nの10年物スプレッドは27bp拡大した。

 ドイツ銀行は100億ドルの評価損の大半はメリルとシティの計上分となるとの見方を示している。

 アラジン・キャピタルの調査ディレクター、スコット・ マクドナルド氏は、銀行がどれほど評価損を抱えるか不透明なことが問題で、一定のめどがつくまで神経質な相場が続くと指摘した。

 米クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、投資適格級のCDS主要指標が3bp近く上昇。マークイット・イントラデーによると、70.3bp近辺で推移した。

 2日付のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は関係筋の話として、米メリルリンチMER.Nがリスクの高いモーゲージ担保証券のエクスポージャーを少なくするため、ヘッジファンドとの間で、損失の算出日を遅らせることを狙った取引を行ったと伝えた。これによりメリルの信頼性は打撃を受け、ストラテジストによると、同社のCDS(5年物)は127.5bp近辺にワイド化した。前日は98bpだった。

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスのまとめによると、CDS水準が暗示するメリルの格付けは、実際の格付け「A1」より6ノッチ下のジャンク級となっている。シティのCDSは実際の「Aa1」よりも8ノッチ下、ジャンク級からは1ノッチ上の「Baa3」格で取引されている。

 ムーディーズのクレジットストラテジー部門代表、デビッド・マンブス氏は、格付けの大幅な差は格下げの可能性が高いことを通常示唆すると指摘した。  続く...

 
 
 
 
 
 
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リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ