米ジャンク債デフォルト率、08年末までに5%に上昇の可能性=ロス氏

2007年 11月 19日 15:31 JST
 

 [デトロイト 18日 ロイター] 経営破たんした企業への投資で名高いウィルバー・ロス氏は18日、米ジャンク債のデフォルト率は2008年末までに5%に上昇する可能性があるとの見通しを示した。

 そのうえで、破たん企業への投資機会が一段と増加するだろうと指摘した。

 同氏は、当地で行われたロイター・オート・サミットで「来年第1・四半期までに債務デフォルト率は3%に近づくと思う。私の予想では、この比率は2008年末に4.5─5%まで上昇する可能性がある」と述べた。

 10月のジャンク債デフォルト率は1.1%で1982年以来の低水準だったが、ロス氏は、長期的な平均では4.5─5%になっていると述べた。

 同氏は「デフォルト率は、極めて緩い信用基準によって人為的に低水準に抑えられているだけで、今後は平均水準に戻るだろう」と述べた。

 サブプライム融資(信用度の低い借り手への住宅融資)の焦げ付きや、それに伴う世界的な信用収縮で、貸し手は最もリスクの高い企業への融資をこれまで以上に渋るようになっている。米連邦準備理事会(FRB)が先週発表した調査では、米銀の約5分の1は、大・中規模市場企業向けの商業・工業関連融資の基準を引き上げてしている。

 ロス氏は「破たん企業への投資という観点からいえば、投資機会はこれまでの3倍にも4倍にも拡大している」と述べた。

 同氏は、破たん企業を買収して回復させることで知られており、これまでに、鉄鋼、石炭、繊維の各部門に進出したほか、自動車部品会社3社を設立している。

 
 
 
 
 
Photo
 

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ