AIGにモーゲージ関連の評価損懸念、株価2年半ぶり安値

2007年 11月 22日 08:59 JST
 

 [ニューヨーク 21日 ロイター] 21日の米国株式市場で、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)が急落、一時2年半ぶりの安値を付けた。AIGが大規模な米モーゲージ関連エクスポージャーを発表するのではないか、との懸念が背景にある。

 ニューヨーク証券取引所のAIG株は21日、2005年4月以来の安値となる50.86ドルまで下落した後、5.71%安の51.33ドルで取引を終了した。

 AIGは20日、12月5日の投資家向け会合について、米住宅ローン市場に対する同社のエクスポージャーに重点をシフトすると明らかにした。

 リーマン・ブラザーズLEH.Nのアナリスト、ジェイ・ゲルブ氏のリサーチ・ノートによると、この会合は当初、AIGの海外生命保険・年金サービス事業が主要テーマとなる予定だった。ゲルブ氏は、AIGがさらなる評価損を発表するおそれがあると警告。「米住宅ローン市場の状況悪化が続いていることを考えると、投資家はあらたな評価損、おそらくAIGがすでに投資家に伝えている以上の規模のものを覚悟すべきと考える」としている。

 AIGの第3・四半期決算は、モーゲージ関連のエクスポージャーなどが圧迫し13%の減益となった。

 ゲルブ氏は、AIGが債務担保証券(CDO)やモーゲージ保証について合計10億5000万ドルの追加評価減を発表する可能性があると予想している。

 19日には、欧州の大手再保険会社、スイス再保険(RUKN.VX: 株価, 企業情報, レポート)がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引に関連して約12億スイスフラン(10億7000万ドル)の評価損を計上する見通しを示している。

 ゲルブ氏によると、AIGの投資家にとってもう一つの懸念材料が、モーリス・グリーンバーグ元最高経営責任者(CEO)の意向が不透明なこと。  続く...

 
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