米金融保証会社に信用不安の影、経営危機に陥れば消費者への影響も
[ニューヨーク 21日 ロイター] 金融市場を揺るがしている信用不安が、モノラインと呼ばれる米国の金融保証会社に影を落としている。
MBIA(ABK.N: 株価, 企業情報, レポート)やアンバック・フィナンシャル・グループ(MBI.N: 株価, 企業情報, レポート)といった金融保証会社は、保証した数兆ドル規模の証券やローンなどがデフォルト(債務不履行)してもカバーできるキャッシュを確保しているか、問われている。
住宅ローン、クレジットカード、自動車ローンなど、消費者の借り入れはこの10年間で比較的簡単にできるようになったが、それは金融保証会社がデフォルトリスクの一部を引き受けてきたからだ。
金融保証会社は、地方債や消費者ローンの保証を行ってきたが、ここ10年は債務担保証券(CDO)といったリスク商品の保証にも事業を拡大し、それで多大な利益をあげていた。
しかし、CDOの多くが格下げされたために、金融保証会社では損失が膨らみ、資本まで毀損(きそん)し、新たな保証をすることが困難になりつつある。
金融保証会社が、消費者ローンを裏づけとする債券の保証が困難になれば、消費者の借り入れコストが上がる可能性がある。
モルガン・スタンレーのクレジット戦略責任者グレッグ・ピータース氏は「金融システムへの大規模なドミノ効果」とみている。
金融保証会社に問題が生じた場合、あらたなドミノ効果が生まれる可能性もある。例を挙げれば、金融保証会社が、トリプルAの格付けを失った場合、保証したさまざまな証券も格下げされる。 続く...


