住宅市場低迷で08年米経済は大幅減速、リセッションは回避=OECD

2007年 12月 7日 09:30 JST
 

 [ロンドン 6日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)は6日発表した「エコノミック・アウトルック」の中で、米住宅市場の低迷は少なくともあと6カ月続き、米経済は2008年に大幅に減速するが、リセッション(景気後退)は避けられる可能性が高いとの見方を示した。

 米連邦準備理事会(FRB)の現在の金利スタンスについては、OECDの見通しへの「相当の」リスクを考慮すると適切だとする一方で、FRBは景気が回復すれば、金利を「中立的」な水準に引き上げる準備をすべきと述べた。OECDは09年までに景気は回復すると予想している。

 「米住宅セクターの調整加速は短期的に成長の足かせとなるが、リセッションの引き金にはならず、失業率を若干押し上げるにとどまる」との見方を示した。

 実質国内総生産(GDP)の伸びは07年の2.2%から08年には2.0%に低下し、09年には2.2%に回復すると予想している。

 四半期別では08年第1・四半期に1.1%まで減速して底を打ち、09年第4・四半期までに2.8%まで上昇するとの予想を示した。

 米インフレ率は2年間で「より快適な水準」に低下するとの見方を示した。

 FRBの一連の利下げについては「ひっ迫する金融状況に対応し、安定的な成長路線を維持するための政策変更ととらえるべきで、インフレ見通しにマイナスの影響を及ぼす可能性は低いとみられる」と述べた。

 インフレは年率で現在の2.5%から08年第4・四半期までに2.1%に低下すると予想した。

 現在約4.8%の失業率は、今後2年間で5.0%を若干上回る水準へ上昇するとの見通しを示した。

 
 
 
 
 
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