プロレジが運用会社の譲渡交渉、状況次第でFCレジ売却も=プロスペクト会長
[東京 12日 ロイター] プロスペクト(東京都千代田区)は12日、グループの不動産投資信託(REIT)、プロスペクト・レジデンシャル投資法人(8969.T: 株価, ニュース, レポート)の資産運用会社の経営権譲渡で交渉を行っていることを明らかにした。不動産の供給能力が高いパートナーと組むことで、パフォーマンスの向上を目指す。
プロスペクトは財務アドバイザーにメリルリンチを採用し、複数の候補と交渉している。早ければ来春にも合意を目指す。プロスペクトのカーティス・フリーズ会長が12日、ロイターとのインタビューで述べた。
フリーズ会長は、日本のREITは、運用パフォーマンスや株価に差がでて、勝ち組と負け組みが明確に分かれてきていると指摘。ファンドに組み入れられている不動産の純資産総額(NAV)が1倍以下の評価しか市場で受けていない中小規模のREITは、「パイプラインに豊富な物件や情報を持っている大手のリート(REIT)など新たなパートナーと提携する必要がある。われわれがその先駆けとなって提携先を見つける」と述べた。
一方、フリーズ会長は自身のファンド、プロスペクト・アセット・マネジメントが投資するFCレジデンシャル投資法人(8975.T: 株価, ニュース, レポート)については「われわれと同様に別のパートナーやスポンサーを探すべき」と語った。
フリーズ会長は、FCレジのスポンサーであるファンドクリエーション(3233.Q: 株価, ニュース, レポート)が、2006年10月の上場からわずか半年後の07年4月に業績予想の下方修正を発表した点などを問題視。IPO直後に投資家に誤解を与えた会社が運用するFCレジは「信頼できない」と述べたうえで、物件の供給能力の高い不動産会社など「スポンサーとの提携話が来年にも出てくることに期待している」と話した。
フリーズ会長は、ファンドクリエが第三者を提携先として見つければ、プロスペクト・アセットとしても「われわれのFCレジの持分をその新しいパートナーに売却する。そうすれば税法上の問題解決につながる」と述べた。
FCレジをめぐっては、上位3社で50%以上の株が保有されているため、税法上の優遇措置を受けられなくなり、分配金の一部を法人税などの支払いにあてなければならない状況に陥った。このためFCレジは今年11月、予定していた分配金の大幅な下方修正を発表している。
投資主の上位3社は、プロスペクト・アセット、ジェイピーイーキャピタル・マネジメント、日興アセットマネジメントで、3社の保有比率の合計は57.14%。プロスペクト・アセットは積極的に買い進め、現時点の保有比率は43.01%となっている。 続く...





