08年度新規国債発行額、07年度以下を達成できる=財務相

2007年 12月 18日 11:20 JST
 

 [東京 18日 ロイター] 額賀福志郎財務相は18日午前の閣議後会見で、大詰めを迎えている2008年度予算編成に関し、新規国債発行額を07年度の25.4兆円以下に抑制することは確実に達成できるとの見通しを語った。

 政府は20日に08年度予算の財務省原案を内示し、24日に政府案を決定する予定。

 額賀財務相は08年度予算編成の重要項目について経済活性化、地域活性化、国民の安全・安心の確保などをあらためて示し、「メリハリをつけてきめ細かく対応したい」と述べた。

 その上で、「財政規律を内外に示す必要がある」とし「新規国債発行を前年度以下に抑えることを前提に予算編成をしてきた。それは確実に達成される思っている」と明言した。債務残高の圧縮について、財政融資資金特別会計の金利変動準備金を10兆円程度取り崩して対応することも指摘し、「厳しい経済環境、税収減の中でいいバランス(の予算)になりつつある」と続けた。

 政府・与党は17日、08年度の診療報酬改定で医師の技術料など本体部分の改定率を引き上げる一方で、薬価・材料部分を引き下げることで合意した。

 額賀財務相は「(社会保障費の)2200億円(抑制)の達成という前提に立ち、地域の医師不足などに対応しなければならないというかたちで対処してきた。財源、政策をきちっとした上で、診療報酬については若干の値上げも考えている」と語った。

 また、ベルリンで13、14日に開かれていたIDA(国際開発協会)の増資交渉の会議において日本政府が3627億円の出資を決めたことについて額賀財務相は「(シェア)10%という一定の評価を受ける範囲で負担をさせていただいた。それなりの存在感は維持されていると思う」とし、シェアが低下しても日本の発言力は維持されるとの考えを示した。 

 (ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)

 
 
 
 
 
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