11月鉱工業生産、反動減で前月比‐1.7%の見通し

2007年 12月 21日 13:33 JST
 

 [東京 21日 ロイター] ロイターが民間調査機関に聞き取り調査したところ、28日午前8時50分に経済産業省が発表する11月の鉱工業生産指数速報の予測中央値は前月比マイナス1.7%で、経済産業省の予測指数(同マイナス1.7%)と同水準だった。2カ月ぶりの低下になる見通し。前月は2000年基準(98年1月までそ及可能)で過去最高となったが、11月は反動減が予想されている。

 11月の生産増加見通しについてエコノミストからは「前月に高い伸びとなった輸送機械や一般機械の反動減が見込まれるほか、クリスマス商戦向けの出荷が一服した電子部品・デバイスが6カ月ぶりに減少すると予想される」(信金中金総研)、「10月の生産を押し上げた一般機械、輸送機械の生産が反動減。11月はほぼ予測指数並みの減産となる見込み」(みずほ総研)──などの見方が聞かれた。

 11月の大口電力使用量(10電力会社合計)は前年比プラス2.8%となり、10月のプラス4.0%から2カ月連続で伸びが鈍化。半面、11月の実質輸出は前月比1.6%増で、関連統計の動きはまちまち。

 ただ、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題や住宅着工減少の影響などで、今後の景気への懸念が強まる中、景気を予想する上で、12月、1月見通しへの注目も集まっている。第一生命経済研究所では「弱めであれば、先行きの減速懸念が強まる」と予想。バークレイズ・キャピタル証券では「11月が当社予測(前月比マイナス2.1%)、12月が経済産業省予測指数(同プラス3.2%)に沿った結果となれば、10─12月期の鉱工業生産指数は前期比プラス1.5%となり3四半期連続の上昇となる」と試算している。

 (ロイター日本語ニュース 武田晃子記者)

 
 
 
 
 
 
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