08年クレジット市場見通し、サブプライム問題警戒続く

2007年 12月 22日 14:29 JST
 

 [東京 21日 ロイター] 2008年のクレジット市場は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の長期化を警戒する動きが続く、とみられている。日本のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場は、海外CDS市場との連動性を強めながらリスクをヘッジする取引が活発化する見通し。

 一般債市場は投資家の慎重な投資姿勢が継続するものの、2007年に買い遅れた投資家の多くが国内普通社債(SB)を中心に前向きに買いを入れてくるもよう。

 <CDS上昇圧力、海外市場の波乱に神経を使う展開>

 日本のCDS市場は、サブプライムローン問題の長期化による海外CDS市場の波乱に対して神経を使う展開が予想される。マーケットでは、クレジットリスクを回避するプロテクションの買いの勢いが強く、プレミアムに上昇圧力がかかりやすいとみている。株式相場の回復が遅れるようだと、リスクヘッジの需要が一段と高まることも考えられる。

 海外CDSのワイド化は避けられない見通し。サブプライムローン問題により欧米の金融機関が大幅な赤字決算を出す状況に追い込まれているほか、格付機関が住宅ローン担保証券(RMBS)や住宅ローンを担保とした債務担保証券(CDO)の大幅な格下げを行うケースが相次いでいる。「来年も回復は見込めず、むしろ悪くなる方向へ広がりをみせる危機感がある。米国の実体経済の悪化が鮮明となった場合、海外CDSの急激なワイド化も想定できる」(大手証券)との見方が出ていた。

 日本のCDSは、海外CDSに連動する局面が増えよう。プレミアムについて、JPモルガン証券・クレジット調査部長の中空麻奈氏は「サブプライム問題や米金融機関の損失など不透明要因から、1─3月は上昇圧力がかかるとみている。4月以降は危機的な状況を脱することができるかがポイント」と述べた。

 <需要強く一般債タイト化、サブプライム問題で慎重な投資迫られる>

 一般債のスプレッドは、良好な需給関係を背景に横ばい圏からタイト化する可能性が高い。マーケットでは、サブプライムローン問題のスプレッドへの悪影響を懸念する声があるものの、みずほ証券・クレジット調査部長の香月康伸氏は「国内発行体の信用力に直接影響をおよぼすものではないことから、大幅なスプレッドの変動は考えにくく、比較的安定して推移しよう」とみている。  続く...

 
 
 
 
 
Photo
 
写真

2大政党制になったにもかかわらず「与党がだめなら野党に」という仕組みになっていない。それでも野党・自民党の復活を願う声はあるはずである。  ブログ