日本経済の循環メカニズムは維持、先行きは緩やかに拡大=日銀総裁

2008年 01月 11日 10:53 JST
 

 [東京 11日 ロイター] 福井俊彦日銀総裁は11日、衆議院財務金融委員会で、日本経済について、生産・所得・支出の好循環メカニズムは基本的に維持されており、当面は住宅投資が低調に推移するもとで減速するものの、その後は緩やかな拡大を続ける、との見方を示した。

 ただ、米サブプライムローン(信用度が低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発した金融市場の混乱から「米国経済の下振れリスクなど、世界経済についての不確実性が高まっている」との懸念も示し、「国際金融資本市場や世界経済の動き、さらには、原油価格の高騰など原材料価格の上昇の影響などについては、引き続き注視していく必要がある」と強調した。

 福井総裁は、当面の金融政策運営について「経済・物価情勢や内外の金融市場の状況などをもとに、日本の経済が物価安定のもとでの持続的な成長軌道をたどるがい然性が高いことを確認し、上下両方向のリスク要因を十分点検しながら、適切な金融政策を運営していく」との方針をあらためて示した。

 (ロイター日本語ニュース 志田義寧記者 中川泉記者)

 
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