緊急インタビュー:日米の減益シナリオ織り込む、値幅調整は十分=三菱UFJ証

2008年 01月 18日 14:29 JST
 
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 [東京 18日 ロイター] 三菱UFJ証券シニアストラテジストの白木豊氏は、ロイターの緊急株式インタビューの中で、現在の株式市場は世界景気に対する悲観論の強まりを背景に、日米で来期の減益シナリオを織り込みつつある段階、との見方を示した。ただ、前倒しで悪材料を織り込んだ結果、すでに値幅調整は十分という。

 インタビューの要旨は以下の通り。

 ――日経平均が昨年来安値を更新し続けているが、要因をどうみるか。

 「国内の景気がピークを打ち、マクロ指標の悪化が鮮明になっている。先進国は金融緩和状態にあり、運用資金は潤沢だが、投資家のリスク許容度が低下しているため、効率的な運用ができない市場のポジションは落とされやすい。日本株市場は人口減少など長期サイクルでも悪化が予想され、好材料が少ない。世界の市場の中でも売りの優先順位が高い市場とみなされているようだ」

 ――世界経済、株価の先行き見通しは。

 「内外の景気に対する悲観論が強まっている。これまで先進国の減速を新興国の好景気で補えるというデカップリング論が言われていたが、ここまでマーケットが崩れてくると新興国経済も無傷ではいられない。日米とも来期の増益シナリオが狂い、減益を織り込んでいる段階といえる。ただ、株価は前倒しで業績悪化を織り込んでいるため、すでに十分な値幅調整は進んだ。日経平均でみれば1万3000円近辺がボトムだろう」

 ――株価反転の条件は何か。

 「米雇用統計など米国経済指標が下げ止まることが本格的な反転の条件だが、すでに日米の株式市場は来期の減益シナリオを織り込みつつある。米国市場が落ち着き、これ以上下がらないという安心感が出れば、特に材料がなくても日経平均は1万5000円程度までリバウンドするとみている」

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