王子紙、コピー用紙などでも配合率を偽装・社長は続投表明

2008年 01月 18日 15:13 JST
 
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 [東京 18日 ロイター] 王子製紙(3861.T: 株価, ニュース, レポート)は18日、すでに公表している年賀はがきに加え、印刷用やコピー用などの再生紙でも古紙の配合率が規定を下回っていたと発表した。

 日本製紙グループ本社(3893.T: 株価, ニュース, レポート)に続き、業界最大手でも複数の再生紙で配合率を偽装していたことが明らかになった。 

 会見した篠田和久社長は「コンプライアンス(法令順守)の徹底がもれていた。十分反省している」と謝罪。しかし社内調査の結果に対して大きな偽装はなかったとの認識を示したうえで、「私の指導体制でもう少しがんばっていきたい」と社長続投を表明した。 

 王子製紙が2007年10─12月に生産した再生紙を調査したところ、グリーン購入法対象外の印刷用紙やコピー用紙で配合率の偽装があったことが判明。印刷用紙では古紙の公称配合率50%のところ、実際には5%しか配合していない製品があった。コピー用紙では公称40%のところ、まったく古紙を配合していない製品があった。 

 グリーン購入法対象品では偽装がみつからなかったが、同社はさらに過去にさかのぼって調査を進めている。また年賀はがきのうち、絵入りはがき用紙は1994年の生産開始当時から配合率が規定を下回っていた。  

 篠田社長によると、印刷用紙と情報用紙については、受注当初は規定どおりの配合率だったものの、受注量が増えるに従ってかい離が発生。惰性によってかい離した状態が継続したという。年賀はがきのインクジェット紙については技術的に生産が難しく、当初から古紙配合率がゼロだった。

 今回の問題が業績に与える影響について篠田社長は「調査結果で判明した量はそれほど大きくないので影響はない」と語った。紙の値上げ交渉への影響については「値上げと今回の件は別問題だが、すぐに(納入先に)お願いするのはやりにくい。よく検討していきたい」と述べた。

 (ロイター日本語ニュース 久保 信博記者)

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