日本株ファンドに資金流入の兆し、21日は流入に転じる

2008年 01月 23日 14:22 JST
 

 [東京 23日 ロイター] 低迷続きの国内株式ファンドに、資金流入の兆しがある。野村総合研究所が算出しているNRI─FPIによると、21日の追加型公募投信の資金動向で、国内株式ファンドの資金流入が16─18日までの流出から一転、プラスに転じた。

 21日は日経平均株価が前週末比500円超下落し、昨年来安値を更新。資源株や景気敏感株を中心に幅広く売られ、ほぼ全面安となったほか、07年の大納会から約2000円下げた水準まで売り込まれた。しかしながらこの日に、投資信託を通じて17億円の資金が国内株式市場に投じられた。

 NRIによると、1月の国内株式への資金流入は、4日から9日までは全日とも流入を記録、4営業日で合計102億円が流入した。10日は10億円が流出したが、再び11日と15日は流入に転じ、全体では100億円を超える流入を記録した。しかし16日から18日の3営業日で合計157億円が流出、前週末時点では全体で流出超となっていた。

 そのような中、21日の下げ相場の中で日本株に資金が流入していることがわかった。22─23日と世界的に株式相場は大きく下げたことで、明日以降に状況が判明する両日の国内株式への資金流入状況では、国内株式からの資金流出が予想される。しかし大手証券の店頭では「(日経平均株価も)ここまでくれば下げてもたかが知れている。バブルの時のような水準はないにしても中長期的には1万5─6000円になるのではないか、といって日本株のインデックスファンドを購入しておこうという投資家もいた」(投資アドバイザー)という。「基準価額が下がっている今が本来なら投資するにはチャンスだ。(日本株や投信への投信を考えて)来店する投資家の相談にのっている」(同)という。一方「株式や投資信託の取引はさっぱりで、ニュージーランドドル建てや豪ドル建ての新発の外債を求めにやってくる人が多い」(別の大手証券)という声もあった。

 運用会社でも日本株を見直す動きはでている。日興アセットマネジメントは、真の国際分散投資を実現するには自国の株式を軽視してはいけないとの考え。そうした中、同社の取締役社長兼CIOであるビル・ワイルダー氏によると「自国の株式ながら日本株の魅力を十分に理解していない投資家が多い」という。「日本企業では企業価値の改善、世界経済の拡大から受ける恩恵、収益の改善、株主重視へのシフトといった変化が進行している。

変化を見逃さず、日本株式をポートフォリオに組み入れることを今こそ考える時だ」(ワイルダー氏)という。

 投信情報サービス、リッパーが算出したデータによると、リッパー分類の<株式型・日本株>で1月に入り資金が流入しているのは「大和上場投信─トピックス」62003320JPで538億円、2位は「ダイワ上場投信─日経225」62003280JPの227億円、次いで「上場インデックスファンド225」(日興アセット)62003265JPの125億円と、上位3本にはETF(上場投信)が顔を連ねた。ETFを除いたトップは「さわかみファンド」62002979JPの30億円で、次いで「三菱UFJ インデックス225オープン」62002731JP28億円、「インデックスF225」(日興アセット)

62000233JP24億円、「日経225ノーロードオープン」(DIAM)62002851JP24億円──と続いた。  続く...

 
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