訂正:三菱地所は業績予想据え置き、一部で住宅購入様子見もビル事業好調
[東京 5日 ロイター] 三菱地所(8802.T: 株価, ニュース, レポート)が5日発表した2007年4─12期連結決算は、前年同期比で減収減益となった。08年3月期の業績予想は据え置いた。
主力事業の一角であるビル事業などで、前年同期に計上した資産売却益が発生しなかった反動が減収減益の主因。07年12月末時点で営業収益予想に対する各部門の進ちょく率は6―7割程度となっている。決算会見で同社の風間利彦・執行役員広報部長は、マンションの引き渡しなどは第4・四半期(08年1―3月期)に集中する傾向にあり、全体的に業績は「想定通り順調に推移している」と語った。
同社は次期3カ年の経営計画を現在策定中で、今月中に発表する予定。
一方、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発した株価下落や景気先行きに対する警戒感から「(株価下落など)心理的な要因で(住宅購入に)少し様子見の感じが出てきている。都心部では顕著ではないが、郊外は少し軟化傾向にあるのではないか」(風間氏)との見方も示した。
建築基準法改正に伴う住宅着工の遅れについては、このところ審査期間の改善傾向は見られるものの、「本格的には4月以降に解消される見込みだろう」(同)という。
主力のビル事業では、家賃の上昇傾向に頭打ち感は出ておらず、「当面この良好な状態は続くとみている」(同)という。
07年4―12月期の連結営業利益は前年同期比16.6%減の922億円、昨年計上した資産売却益がなかった反動で、純利益も同13.0%減の435億円となった。
2008年3月期の連結決算で、営業利益は前年比2.0%増(訂正)の1695億円(訂正)となる見込み。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均1720億円(訂正)は下回っている。
*訂正:本文最終段落の「営業利益は前年比0.8%増の1675億円」を「2.0%増の1695億円」に、「予測平均1716億円」を「予測平均1720億円」に訂正します。
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