三井化学が通期減益を据え置き、原料高カバーできず

2008年 02月 6日 15:12 JST
 

 [東京 6日 ロイター] 三井化学(4183.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2008年3月期の連結営業利益について、前年比1.8%減の900億円とする従来予想を据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値936億円を下回っている。価格転嫁を進めているものの、原料高をカバーし切れない状態となっている。

 セグメント別では、機能材料部門でウレタンが市況上昇を背景に収益に貢献するが、基礎化学製品では価格改定を行ったものの、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが価格改定の実施時期が遅れたことなどにより、コストアップ分をすべてカバーできなかったという。

 国産ナフサ価格は、4─12月の9カ月平均で1キロリットル=5万9700円だったのが、その後も上昇が止まらず、1─3月平均で6万8000円、通期平均で6万2000円を想定価格として設定。直近の値上げ分に関しては6万8000円をもとに対応した。

 佐野鉱一常務は「販売した時期から入金時までの価格変動で、タイムラグが発生し決済差損が生じたことが大きい」と述べた。

 
 
 
 
 
 
写真

リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ