SIV市場の回復、新BIS規制の導入踏まえると可能性低い=専門家

2008年 02月 6日 19:54 JST
 

 [ラスベガス 5日 ロイター] 5日行われたモーゲージ債市場に投資する主要投資家で構成する全米証券化会議(ASF)の会合に出席した参加者は、ストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)市場は事実上、機能しておらず、国際決済銀行(BIS)による銀行自己資本比率規制に関する新しい国際ルール、バーゼルII(新BIS規制)の導入により、この先もこの状態が続くとの見通しを示した。

 会合の出席者は、資産総額2500億ドル以上の米銀を対象とした新BIS規制により、バランスシートに載らないSIVを通じた投資が、SIVの主なスポンサーである銀行にとって魅力のないものとなる可能性があると指摘した。

 HSBC銀行のマネジングディレクター、ドミニク・スワン氏は、ロイターに対し、銀行は、新BIS規制のもとでは「高格付け資産を自行のバランスシートに保有すること」がより効果的だと考えるだろうと語った。

 また、MBIAのマネジングディレクター、デビッド・マッカラム氏は「SIV市場は承知の通り、明らかに枯れている」と指摘。回復の「見込みは非常に低いだろう」と述べた。

 別の参加者は、SIV市場が回復したとしても、投資家に非常に高い利回りを支払わなければならない見通しで、スポンサー銀行にとって非経済的な投資ビークルとなる可能性があるとの見方を示した。

 
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