買収は急がず、サブプライム事業を拡大=米JPモルガンCEO
[ニューヨーク 7日 ロイター] 米JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)のダイモン最高経営責任者(CEO)は7日、買収を急いでおらず、競合他社が撤退・縮小したサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)事業も含め、現行の事業体制で成長を目指す考えを示した。
ダイモン氏は、2004年にJPモルガンが買収したバンク・ワンの経営トップで、2005年にJPモルガンのCEOに就任した。CEO就任後、ライバルのシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)、ワコビアWB.Nが大型買収を決める中でも慎重な姿勢をとり続けていた。
ダイモン氏は、クレディスイス主催の会合で「買収の圧力はない」とした上で、「とは言っても、当社にとって本当に理にかなう機会があれば対応する」と述べた。
アナリストの間では、JPモルガンが大規模なリテール銀行を買収する可能性がささやかれており、しばしばその候補として米国最大の貯蓄貸付組合(S&L)、ワシントン・ミューチュアルWM.Nや南東部を地盤とする地銀サントラスト・バンク(STI.N: 株価, 企業情報, レポート)の名前が挙がっている。
ダイモン氏はかつて、フロリダ州やカリフォルニア州で事業拡大を目指す考えを示したことがあるが、フロリダ州ではワシントン・ミューチュアル、サントラストがともに大きなプレゼンスを持ち、カルフォルニア州はワシントン・ミューチュアルが主要な位置を占めている。
米貯蓄機関監督庁(OTS)のライシュ長官は7日、ロイター・レギュレーション・サミットで、ワシントン・ミューチュアルも含め、合併案件は認識していないと述べた。
JPモルガンは、第4・四半期決算が34%の減益だったものの、競合相手に比べればクレジット市場の混乱による打撃が軽くすんでいる。
また、相対的に資本基盤が強いこともあり、シティなどのように外部からの出資を仰ぐような動きには出ていない。 続く...





