再送:1月鉱工業生産速報は前月比‐2.0%、市場予想を下回る
[東京 28日 ロイター] 経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数速報(2000年=100、季節調整済み)は前月比2.0%低下の109.8となり、2カ月ぶりに低下した。ロイターの事前予測調査では前月比マイナス0.8%と予想されていたが、発表された数字は予想を下回った。2月、3月の生産見通しも発表されたが、1─3月期の生産が4四半期ぶりに前期比マイナスに転じる可能性が高まってきた。
生産指数としては昨年7月の108.1以来の低水準となった。経済産業省は生産の基調判断を「横ばい傾向」に据え置いた。
業種別にみると、電子部品・デバイス、輸送機械、一般機械などの業種が1月生産の低下に寄与した。それぞれの生産下押し寄与は3割、3割、12%程度という。
電子部品・デバイスについては、輸出を含む需要低下がみられたという。輸送機械の生産低下も輸出減少が要因のひとつだが、経産省では、高い生産水準を維持しており、今のところ大きな変調はないという。
同省によると、こうした業種での生産低下の要因について、米国の景気減速を挙げる企業は限定的で、先行きについても大きな懸念の声はまだ聞かれないという。しかし同省では「(今後)下振れリスクをよくみていきたい」とした。
住宅着工の急減の影響を受けている建設財の生産指数は前月比0.7%減の73.5となった。1998年1月から始まる2000年基準では最低となった。
1月の輸出が大きく減少して注目を集めた電子部品・デバイスの出荷在庫率(出荷の前年比マイナス在庫の前年比)はプラス5.6%と、12月のプラス8.2%からプラス幅が縮小、意図せざる在庫積み上がり局面にやや近づいたことが示唆された。
1月の鉱工業出荷指数は前月比0.9%低下、在庫指数は同1.3%低下した。輸送機械や電気機械が在庫下押しに寄与したが、同省によると、輸送機械在庫の低下は、自動車輸出の船待ちが解消したことが主因という。 続く...




