欧州市場サマリー(29日)
1403GMT 28日
ユーロ/ドル 1.5183 1.5221
ドル/円 104.22 105.27
ユーロ/円 158.24 160.31
29日終値 前営業日終値
株 FT100 5884.30(‐81.4) 5965.70
クセトラDAX 6748.13(‐114.39) 6862.52
金 現物午後値決め 971.50 959.75
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 95.630 (+0.030) 3.878(3.896)
独連邦債2年物 3.161(3.267)
独連邦債10年物(3月限) 117.22 (+1.17) 3.874(3.989)
独連邦債30年物 4.437(4.534)
<為替> ドルがユーロ、スイスフランおよび主要通貨バスケットに対し過去最安値近辺で推移。米景気後退懸念や積極的な追加利下げ観測が背景。
<株式> ロンドン株式市場は続落。2月のミシガン大消費者信頼感指数が16年ぶりの低水準となったことで、米リセッション(景気後退)懸念が高まり、世界的に株が軟調となるなか銀行株を中心に下落した。
FT100種総合株価指数は、月足では0.1%安、年初来では9%近く下落した。
チャールズ・スタンレーの個人顧客リサーチ部門代表、ジェレミー・バトストーン・カー氏は「米国がリセッション入りしていることを示す確固たる証拠はまだないと主張する向きもあるが、証拠は十分過ぎるほど出ている」との見方を示した。
銀行株では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.2%、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.7%、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.8%、それぞれ値下がりした。
保険株も安い。世界最大の再保険会社スイス再保険(RUKN.VX: 株価, 企業情報, レポート)がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)で2億2600万ドルの評価損を公表したほか、前日には世界最大の保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)が四半期としては89年の史上最大の赤字計上を明らかにした。
アヴィヴァ(AV.L: 株価, 企業情報, レポート)、スタンダード・ライフ(SL.L: 株価, 企業情報, レポート)、プルーデンシャル(PRU.L: 株価, 企業情報, レポート)、オールド・ミューチュアル(OML.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロイヤル&サン・アライアンス(RSA.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.6―2.9%安となった。
リゾリューションRSL.Lは逆行高。競合のパールによる買収合意を再確認したことで約3%値上がりした。両社は11月に買収で合意したが、実施が遅れている。
欧州株式市場は続落。弱い米指標を受け景気後退懸念が高まり、銀行株を中心に売られ
た。一方、スイス再保険(RUKN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は決算を受けて上昇した。
FTSEユーロファースト300種指数は18.14ポイント(1.36%)安の1315.28。
DJユーロSTOXX50種指数は59.77ポイント(1.58%)安の3724.50。
銀行株では、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が4.7%安、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)が3%安、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が3.7%安となった。 この日発表された2月の米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は、16年ぶりの低水準となった。また、2月の米シカゴ地区購買部協会景気指数も44.5と大幅に低下した。
カナダライフのファンド・マネジャー、マーク・ボン氏は「状況が悪化していることを裏付けている」と指摘。「残念ながら、現時点で企業決算はさほど注目されておらず、米国のマクロ経済状況が主材料となっている」との見方を示した。
スイス再保険は5.2%高。2007年の純利益が9%減と、予想ほど減少しなかったことが好感された。
<ユーロ圏債券> 大幅続伸。弱い米経済指標でリセッション(景気後退)懸念が強まるなか安全資産とされる債券に買いが入り、独連邦債10年物利回りが2週間超ぶり低水準となった。
米シカゴ地区購買部協会景気指数(PMI)やミシガン大消費者信頼感指数が弱い内容で、株安となったことを背景に、独連邦債先物が1ポイント上昇。独連邦債10年物利回りが3.9%を割り込んだ。
2月のシカゴPMIは44.5と前月の51.5から大幅に低下し、2001年12月以来の水準となった。2月の米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)も前月の78.4から70.8へ低下し、16年ぶり水準。米経済がリセッション(景気後退)に向かっているとの見方を裏付けた。
米金融保証会社アムバック・フィナンシャル・グループ(ABK.N: 株価, 企業情報, レポート)の救済計画について、資本注入額をめぐり重大な問題に直面しているとのCNBCテレビの報道も、投資家心理を圧迫した。
米連邦準備理事会(FRB)の景気押し上げに向けた積極的な利下げを織り込む動きが広がるなか、特に独連邦債2年物に買いが入った。
バークレイズの金利ストラテジスト、モイエン・イスラム氏は、アムバックなどクレジット市場の動向のほか、インデックス買いも要因と指摘した。
2年物と10年物のイールドスプレッドは、71bp付近で安定して推移した。一時77bpまで拡大した。ストラテジストは、イールドカーブは一段とスティープ化する余地があるとの見方を示した。
EURIBOR金利先物は、2008年限月が全般的に上昇し、最大で7ティック上昇した。欧州中央銀行(ECB)が6月までに利下げし、9月までに2回目の利下げを実施するとの見方を反映している。
[東京 1日 ロイター]
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