定期分配型ファンドの2月末純資産は+0.7%、外債ファンドに根強い人気

2008年 03月 4日 19:36 JST
 
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 [東京 4日 ロイター] 定期分配型ファンドの2月末純資産残高は前月末比0.7%増の40兆4428億円となり、2カ月ぶりに増加した。投信情報サービス会社リッパーのデータをもとにロイターが集計した。米国の株安や円高の進展などで資産価値が目減りしたものの、一部外債ファンドに堅調な資金流入があり、全体を支えたもよう。

 年初から世界の株式相場が乱高下する中で「比較的安定していると思われている外債ファンドに資金が流れている」(野村証券)という。大手投信会社関係者によると、特にJPモルガン・アセット・マネジメントが1月末に設定したばかりの新興国好利回り債投信62006426JPや国際投信投資顧問のグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)62002137JPへの資金流入が目立った。

 定期分配型のニーズは高齢者層などを中心に根強いものの「年初の株安を嫌気して、株式型や株式を含むバランス型などからは資金が流出傾向にある」(大手証券)との指摘もあった。

 2月に設定された定期分配型ファンドは13本で1月より1本増えたが依然として低水準だった。内訳は毎月分配型が7本、隔月分配型が2本、3カ月毎分配型が4本。「投資家が様子見気分を強めている」(大和証券)ため大型の設定はなく、新規設定の中では大和住銀投信投資顧問の「高金利通貨オープン」62006445JPが月末の残高(約128億円)でトップだった。償還は1本。

 定期分配型ファンドは分配回数が年4回以上あるもので毎月分配型(年12回決算)、隔月分配型(年6回決算)、3カ月毎分配型(年4回決算)がある。定期的に分配金を受け取れるため、年金等を補完する退職後の資産運用商品としてニーズが高い。ゆとりある老後生活を求める年金受給世代や、その予備軍である団塊世代を中心に人気が根強く、郵便局が扱う投信も定期分配型が販売額全体の7─8割を占めているもよう。

 定期分配型のなかでも人気が高い毎月分配型ファンドの残高も2月は同1.0%増の31兆5309億円となった。定期分配型全体の過去最高残高は2007年10月の44兆3619億円。

 通常、定期分配型ファンドは株式投信として設定されるが、債券型が3カ月決算ファンドに7本、隔月決算ファンドに2本含まれる。債券型を除いた株式投信のみの定期分配型ファンド残高は40兆4139億円だった。

 
 

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