NY外為市場、FRBの流動性拡大策でドル/ユーロが反発

2008年 03月 8日 08:44 JST
 

 [ニューヨーク 7日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場ではドルがユーロに対して反発。予想よりも弱い2月米雇用統計を受け、一時過去最安値を更新したが、米連邦準備理事会(FRB)が流動性拡大策を発表したことから、FRBが積極的に利下げに動くとの観測が後退した。

 ここ数日ユーロが大幅上昇基調にあったことから、この日は利益確定やドルショートカバーの動きが出た、との指摘もあった。

 FRBは、3月10日と24日に行うターム物入札による資金供給額を各500億ドルに拡大すると発表した。

 BMOキャピタル・マーケッツの為替トレーディング部門の代表、フィラス・アスカリ氏はドル上昇について「流動性供給がカギとなった。FRBが(利下げに)さほど積極的ではなく、他の方法で流動性を供給するかもしれない、との見方がある」と指摘した。

 金利先物市場では、3月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での75ベーシスポイント(bp)の利下げ観測が約130%から96%に低下した。

 ユーロ/ドルは0.3%安の1.5345ドル。ロイターのデータによると、一時1.5459ドルまで上昇した。主要6通貨に対するNY商品取引所(NYBOT)ドル指数は73.039。一時過去最低の72.462をつけた。

 ドル/スイスフランは0.1%高の1.0243スイスフラン。一時過去最安値の1.0136スイスフランをつけた。

 ドル/円はほぼ横ばいの102.78円。一時8年ぶり安値の101.44円をつけた。

 テンパス・コンサルティングの為替トレーダー、グレゴリー・サルバジオ氏は「ドルはけさ、雇用統計発表前から明らかに売られ過ぎていた。統計発表直後、ユーロ/ドルが1.5450ドル近辺となったところで、欧州勢の上値を抑える動きが見られた」と指摘した。

 
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