日銀総裁人事、衆参で意見が異なるなら両院協議会的対応も=自民幹事長
[東京 10日 ロイター] 福田康夫首相は10日の自民党役員会で、与野党で意見の対立が鮮明な日銀総裁人事に関して「困難だが克服しないといけない。筋を間違えることなくやっていきたい」との決意をあらためて示した。伊吹文明自民党幹事長が役員会終了後の会見で明らかにした。また、衆参で意見が異なるような場合には、採決前に「両院協議会的な対応」を野党に働きかけていることも明らかにした。
野党は政府提案の武藤敏郎日銀副総裁の総裁昇格に難色を示しているが、役員会では大島理森国会対策委員長から、仮に両院で意見が違うようなことがあれば採決前に「両院協議会的なものも含めて対応を考えていく」との考えが示されたという。ただ、伊吹幹事長はこれも「民主党が反対することを前提に提案しているわけではない」とクギを刺した。
一方、民主党が主張する12日の本会議での議決に関して伊吹幹事長は、所信聴取を行った後に非公開で行われた質疑応答に関する議事録で候補者の見解を見極めた上で、同意・不同意を判断するのが「国会議員として当たり前のことではないか」と指摘。「党議で縛らず、自由にやっても構わないくらいだ」と結論ありきの野党内のムードをけん制した。
そのうえで伊吹幹事長は「12日の議決には無理がある。しかし、参議院でどうしても12日でやるということを止めることはできない」と述べ、仮に参院本会議で12日に日銀総裁・副総裁の同意人事を採決する場合でも、12日の衆議院本会議での採決は「ない」と断言した。
(ロイター日本語ニュース 吉川 裕子)
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