国会の動向を見守りたい=日銀総裁人事で福田首相

2008年 03月 12日 19:52 JST
 
記事を印刷する |

 [東京 12日 ロイター] 福田康夫首相は12日夜、日銀人事の決着方法について、国会の動向を見守りたいとの見解を示した。記者団に語った。

 参院本会議は12日、政府が提案した武藤敏郎副総裁の総裁昇格案について、不同意を決定した。この結果、あす13日に開催される衆院本会議で武藤総裁案への同意が決まっても、日銀総裁人事は白紙に戻ることになった。ただ、伊藤隆敏・東大大学院教授と白川方明・京大大学院教授の副総裁就任案のうち、白川氏だけが同意された。

 この点について、福田首相は「正副総裁人事はセットだ」と述べ「今のところ、国会関係の方々の知恵を出し合ってもらっているところなので、動きを見守っていきたい」と述べた。

 不同意となった武藤氏らの差し替えはあるのか、との質問に福田首相は「この政府提案でどうしてよくなかったのか、理由がよくわからない。(就任を)否定するほどのものではない」と語った。

 国会同意人事の案件にも、一事不再議の原則が適用されるべきであると野党側が主張していることに対し「その辺のこともいろいろ意見があるが、どういうことに決着するのか、見守っていきたい」とした。

 白川副総裁の就任だけを政府として発令し、白川氏を総裁代行として当面、乗り切っていくのか、それとも総裁空白を作らずに対応していくのか、との質問に対しては「国会の方でいろいろ話し合っている最中だ」と述べるにとどまり、具体的な言及を避けた。

 
 
Photo

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ

ロイターオンライン調査

Photo
事業規模11兆円は十分な規模。定額減税も盛り込み評価できる。
減税などの対策で国の借金が増えるようであれば逆効果。「安心実現」とは言いがたい。
不十分。政府にはもっと予算をつぎ込んで追加的景気対策を講じて欲しい。