欧州市場サマリー(14日)
1410GMT 13日
ユーロ/ドル 1.5639 1.5638
ドル/円 100.13 100.47
ユーロ/円 156.73 157.15
14日終値 前営業日終値
株 FT100 5631.7 (‐60.7) 5692.4
クセトラDAX 6451.90(‐48.66) 6500.56
金 現物午後値決め 1003.5 995.00
ユーロ圏債券(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 95.685 (‐0.010) 3.884(3.895)
独連邦債2年物 3.036(3.158)
独連邦債10年物(6月限) 117.93 (+0.22) 3.729(3.766)
独連邦債30年物 4.436(4.465)
<為替> ドルが円に対して12年半ぶり安値を更新し、対ユーロでも最安値を更新した。ベアー・スターンズBSC.Nのシュワルツ最高経営責任者(CEO)が、同社の流動性状況が過去24時間で悪化したと述べたことを受け、米景気後退懸念が一段と高まりドル売りが進んでいる。
<株式> ロンドン株式市場は続落。ベアー・スターンズBSC.Nに対する緊急資金供給を受け、金融セクターへの懸念が広がり、銀行株中心に下落した。
銀行株が同指数を25ポイント近く押し下げた。HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)が6%、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.9%、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.5%それぞれ下落した。
ベアー・スターンズは、直近の24時間で流動性が大幅に悪化したことを明らかにし、ニューヨーク連銀とJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)はベアーに最大28日間の資金供給を行うことを決めた。
このニュースを受けて欧米の株式相場が急落。米金利先物市場は、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が100bp引き下げられる可能性を織り込む動きとなった。
食品小売株が軟調。ゴールドマン・サックスは、テスコ(TSCO.L: 株価, 企業情報, レポート)、モリソン・スーパーマーケッツ(MRW.L: 株価, 企業情報, レポート)、セインズベリー(SBRY.L: 株価, 企業情報, レポート)の投資判断や目標株価を引き下げた。テスコは3.4%安、モリソンは約4%安となった。
米原油先物価格の下落に伴い、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)やロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)など石油メジャーも売られた。
こうしたなか、鉱山株の上げが目立った。金現物相場が1オンス=1000ドルを超え最高値を更新し、銅価格も上昇した。BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.7%高、カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.6%高となった。
欧州株式市場は続落。ベアー・スターンズBSC.Nへの資金供給策発表で金融セクターの問題が浮き彫りになった。
FTSEユーロファースト300種指数は13.44ポイント(1.06%)安の1255.02。
DJユーロSTOXX50種指数は32.99ポイント(0.92%)安の3566.59。
JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)とニューヨーク連銀はこの日、ベアー・スターンズの資金繰りを緊急支援することで合意した、と発表した。Bスターンズ株価は一時50%下落、欧米の金融株にも売りが出た。UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)の下げが特に目立ち、7%超下落した。
他の金融株では、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.9%安、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.1%安、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は2.5%安、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.9%安となった。DJ欧州銀行株指数は2%下落、年初からの下落率は21%超となった。
フォックス・ピット・ケルトンの欧州リサーチ部門代表、ジョナサン・ロウラー氏は「資産に関する懸念が銀行セクター全体に広がっており、支払能力は投資家にとって一番の懸案事項だ。緊急流動性対策も構造的問題の解決にはならない」との見方を示した。
鉱山株は、金属価格高に加え、金現物が1000ドルをつけ過去最高値を更新したことを受け、堅調となった。リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.2%高。BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.7%高で引けた。
<ユーロ圏債券> 続伸。序盤下落したものの、ベアー・スターンズBSC.Nが流動性の急激な悪化を表明したことで金融セクターへの懸念が強まった。
Bスターンズのニュースで、株式から債券に乗り換える動きが広がった。米連邦準備理事会(FRB)がBスターンズへの緊急資金供給を明らかにし、国内金融システムへの流動性供給を継続する方針を示した後も、債券への逃避買いは続いた。
独連邦債先物6月限は117.25まで下落した後、一時この日の高値である118.20まで上昇した。
独連邦債10年物利回りは一時3.806%まで上昇した。同連邦債2年物利回りは一時3.254%となった。
スワップ市場ではリスク回避の再燃を背景に、10年物のスプレッドが一時60bpを超え、過去数年間の最高水準に拡大した。
2月のユーロ圏EU基準消費者物価指数(CPI)が前年比プラス3.3%と過去最高水準となったことから、相場は序盤、圧迫された。
独連邦債以外の欧州債券と独連邦債との利回りスプレッドは、前日比ほぼ変わらずとなった。イタリア国債10年物のスプレッドは62bp近辺で推移。オランダ国債10年物は23bp近くで安定して推移した。
[東京 15日 ロイター]
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