緊急株式インタビュー:米景況感落ち着けば株価反転も=大和証券SMBC

2008年 03月 17日 14:10 JST
 

 [東京 17日 ロイター] 大和証券SMBC・エクイティマーケティング部部長の高橋和宏氏は、ロイターの緊急株式インタビューの中で、今週発表の米経済指標で米景況感が落ち着きが示されれば株価にとってプラス方向に働くとの見方を示した。外部環境が落ち着けば日経平均1万1500円を底に今週中にも反発局面となる可能性があるという。

 インタビューの要旨は以下の通り。

 ――米連邦準備理事会(FRB)の公定歩合引き下げなどに対する評価は。

 「ベアー・スターンズBSC.Nの経営不安から発生する信用収縮懸念に対しては流動性供給に関する必要な策を打ってきている。ただ、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連の損失発生という問題を食い止めたり、解決したりするものではない。またJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の買収額が1株あたり2ドルと低かったことで、何か問題が隠れているのではないかと市場を疑心暗鬼にさせた」

 「緊急の公定歩合引き下げは前年8月と同じだが、前回が0.5%だったのに対し今回は0.25%と小幅だ。市場にインパクトを与えるためにフェデラルファンド(FF)金利を同時に下げることもできたのに、なぜ実施しなかったのかという疑問もある。こうした疑問がドル安売りの材料に使われている面がある」

 ──今後のポイントは。

 「ひとつは米国景気に対する見方だ。景気が悪化し大幅な米利下げが必要になるとの見方が強まれば、さらにドルが下落することも考えられるが、落ち着けばプラス方向に働くだろう。17日の3月NY州製造業業況指数や20日の3月米フィラデルフィア地区連銀業況指数が注目されよう」

 「一方、今週は米金融機関の決算が出てくるので、損失額が明らかになれば、S&Pが言ったようにサブプライム関連の評価損について収束が視野に入ったのかどうかがある程度わかる。ベアー・スターンズのように価格を引き下げれば買収する企業があるとわかったことも安心感につながるだろう」  続く...

 
 
 
 
 
 

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