為替の急激な変動好ましくない、日本経済は下振れリスク高まる=大田担当相

2008年 03月 17日 15:35 JST
 

 [東京 17日 ロイター] 大田弘子経済財政担当相は17日、合同庁舎内で記者団に対し、外国為替市場で急激にドル安・円高が進行していることについて「急激な変動は決して好ましくない」と述べた。日本経済の先行きに関しては、足元の円高ではなく、米国経済減速による下振れリスクが高まっているとの見解を示した。

 大田担当相は、今回の急激な為替変動について「背景には米国の信用不安が収束しないことによるドル安がある」と指摘。「米金融当局がとっている政策の効果を注意しながら見ていきたい」と語った。

 日本経済への影響については「円高が直ちに実体経済に影響を及ぼすわけではない」との見方を示す一方で、米国向け輸出がマイナスになっていることや生産の伸びが鈍化していることを挙げ、「じわじわと米国経済の減速の影響が出てきており、日本経済の下振れリスクが高まっている」と懸念を示した。

 一方、日銀総裁の空席リスクが高まっていることについては「こういう難しい状況の中で、中央銀行の総裁が空席になるという事態は考えにくい。一刻も早く優れた総裁をお決めいただきたい」と述べた。市場の一部に日銀への利下げ期待があることに関しては「金融政策は日銀の専管事項なので、コメントを控える」として言及を避けた。

 (ロイター日本語ニュース 志田義寧記者)

 
 
 
 
 
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