三菱重工が旅客機事業化へ最終調整、全日空など購入検討=関係者

2008年 03月 21日 08:29 JST
 

 [東京 21日 ロイター] 三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)は国産初となるジェット旅客機の事業化に向け、機体の販売先となる航空会社や、事業への出資候補など関係各者と最終調整に入った。3月中にも事業化を正式決定する。

 関係者によると、全日本空輸(9202.T: 株価, ニュース, レポート)と日本航空(9205.T: 株価, ニュース, レポート)が調達を検討し、価格など大詰めの交渉をしている。海外の航空会社も購入に前向きな姿勢を示しており、三菱重工が事業化の目安としていた100機程度の事前受注は達成できそうだという。

 三菱重工は、全日空などが購入を決めた後に事業化を正式に決定する。そのうえで、4月にも製造や運営を手がける事業会社を設立する。資本金は約1000億円を予定しており、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)や大手商社などが出資を検討している。また、1500億円ともいわれる開発費を軽減するため、航空産業の育成を目指す経済産業省が資金の一部を拠出する。三菱重工は2012年の就航を目指している。

 三菱重工が開発を進めるのは70ー90席程度の小型旅客ジェット機。世界で5000機ほどの需要が見込まれており、三菱重工は1000機の受注を確保したい考え。

 国産旅客機の誕生は、プロペラ機の「YS-11」以来、約40年ぶりとなる。

 
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