効果見えない各国中銀の信用収縮緩和策、新たな対策を探る動きも
[ロンドン 23日 ロイター] 世界の金融危機に終息の兆しが見えてこない中、主要国・地域の中央銀行はどうすればクレジット市場の信頼感を回復するできるか頭を悩ませている。
世界の政策当局は2007年8月以降、何千億ドルにも上る資金供給、総額1500億ドルに達する景気対策をはじめとする数多くの対策を打ち出したが、いずれも市場の信頼感を回復することはできず、米国、英国、ドイツの金融機関による巨額損失の計上が相次いだ。
米国の不動産価格下落を食い止めるための抜本的な対策がまだ取られていないため、銀行は依然としてインターバンク市場への資金放出を渋っている。
グローバル・リサーチ・パートナーズのポール・マルコウスキー社長は「米国のモーゲージ問題は1990年代の政策ミスが生んだもので、その是正措置が取られるだろう」と述べ、何らかの形でのモーゲージ救済策がその中心にならざるを得ない、との見方を示した。
これまでのところ、中央銀行はモーゲージ担保証券を担保に資金を貸し出す意向を示しているだけで、それを買い入れるところまでは踏み込んでいない。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は22日、米国、英国、ユーロ圏の当局者がクレジット危機の解決策として、公的資金を用いてモーゲージ担保証券を買い入れる可能性について協議していると伝えたが、米連邦準備理事会(FRB)とイングランド銀行はそれを否定。欧州中央銀行(ECB)はコメントを拒否した。
<途方もなく大きな問題>
世界の金融機関は昨年11月以降だけで総額1250億ドルに上る資産の評価損を計上。今週予定されている金融機関の四半期決算でも、多額の評価損計上が発表されると見られている。 続く...



