三菱重、新キャタピラー三菱への出資比率を33%に引き下げ

2008年 03月 26日 18:11 JST
 

 [東京 26日 ロイター] 三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)は26日、米キャタピラー(CAT.N: 株価, 企業情報, レポート)と折半出資する新キャタピラー三菱(SCM)株の一部を500億円で売却し、保有比率を33%に引き下げると発表した。三菱重工は事業の選択と集中を進める一方、キャタピラーはSCM株の過半数をにぎってアジア市場の開拓に活用していく。

 三菱重工は2008年度上期までに、SCMに株式を譲渡する。SCMの出資構成はキャタピラー67%、三菱重工33%となる。社名はキャタピラージャパンに変更する。

 また、5年後をめどにSCMが残りの株式を買い取ることも検討する。日本国内向けの事業にかぎられていたSCMは、今回の出資構成見直しによりアジア市場へ進出。キャタピラーのアジア戦略の推進役となる。

 三菱重工は、成長が見込める分野に経営資源を集中する。会見した三菱重工の佃和夫社長は「建設機械用のエンジンやその他の原動機への投資を加速したい」と述べた。今後もSCMには建設機械用のエンジンを供給していくという。

 会見に同席したキャタピラーのジム・オーエンズCEO(最高経営責任者)は、減速している米経済に言及し「おそらく、すでに景気後退期に突入している」と語った。しかし一連の景気対策により、今年後半から持ち直してくるだろうとの認識を示した。

  (ロイター日本語ニュース 久保 信博記者)

 
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