新日石が4月1日からガソリン卸値25円引き下げ、暫定税率期限切れで
[東京 28日 ロイター] 新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、ガソリン税の暫定税率が年度末で期限切れとなった場合、4月1日以降の系列給油所向けのガソリン卸価格に関する対応策を発表した。同社で全国7カ所ある製油所から直接、給油所へ出荷する場合は、4月1日から暫定税率分の1リットル当たり25.1円を卸価格から引き下げる。
石油製品を貯蔵する油槽所を経由して給油所に出荷されるガソリンは、暫定税率が課税された在庫がなくなった後に卸価格を25.1円引き下げる。油槽所は製油所から離れた地域にある物流の中継施設で、新日石の場合、全国で40カ所ある。栃木県や群馬県、山梨県など関東の内陸県、離島の多い九州などは油槽所経由の出荷が多い。
製油所から直接ガソリンの配送を受ける新日石の系列給油所には、4月1日から暫定税率抜きの安いガソリンが順次、入荷する。一方、油槽所では、暫定税率込みの在庫の出荷が終わるまでに7日から10日程度かかるという。製油所に近い地域と遠い地域では、出荷価格の格差が生じるが、会見した新日石の中村雅仁常務は「税金の問題であり、いかんともしがたい」と述べた。
新日石は、暫定税率問題とは別に、原油価格高騰を受けて、ガソリンなど石油製品を前月比で1リットル当たり2.8円引き上げる方針を27日に発表している。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.


