欧州市場サマリー(28日)
1610GMT 27日
ユーロ/ドル 1.5750 1.5780
ドル/円 99.630 99.610
ユーロ/円 156.97 157.18
28日終値 前営業日終値
株 FT100 5692.9 (‐24.6) 5717.5
クセトラDAX 6559.90(‐18.16) 6578.06
金 現物午後値決め 934.25 946.75
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 95.525 (+0.030) 3.809(3.863)
独連邦債2年物 3.486(3.409)
独連邦債10年物(6月限) 115.73 (‐0.04) 3.944(3.914)
独連邦債30年物 4.577(4.601)
<為替> ドルがユーロやスイスフランに対して小じっかりで推移。短期金融市場の落ち着きがドルを支援した。
午前に発表された米経済統計は、さえない消費支出や消費者信頼感、落ち着いたインフレを示した。統計を受け米追加利下げ観測が台頭しドルをやや圧迫。ただ売りは限定的だった。
<株式> ロンドン株式市場は反落。金融・石油株に売りが出た。
FT100種総合株価指数は週足では3.6%高と2006年7月以来の上げとなった。
シティ・インデックス・マーケッツの市場チーフストラテジスト、トム・ホーガード氏は「状況は幾分落ち着いてきた」と述べた。
この日は金融株が売られ、HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.1%、 アライアンス&レスター(ALLL.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.2%、スタンダード・チャータード(スタンチャート)(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.7%、ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.8%、それぞれ値を下げた。
原油先物の下落で、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSb.L: 株価, 企業情報, レポート)が0.2%安、タローオイル(TLW.L: 株価, 企業情報, レポート)が1.9%安となった。
住宅建設株も安い。買収の憶測で前日買われていたことから、利益確定の売りが出たとトレーダーは指摘した。英住宅金融大手ネ―ションワイドが発表した3月の英住宅価格が前月比0.6%下落と、5カ月連続のマイナスとなったことも圧迫材料となった。パーシモン(PSN.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.1%安、テイラー・ウィンピー (TW.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.7%安、バラット・デベロップメンツ(BDEV.L: 株価, 企業情報, レポート)は6.2%安となった。
一方、パブチェーンのエンタープライズ・インズ(ETI.L: 株価, 企業情報, レポート)は12.6%高。税制上優遇される不動産投資信託(REIT)となる見込みを明らかにした。
欧州株式市場は下落。ユーロ圏でインフレ圧力の高まりを示す兆候が見られ、欧州中央銀行(ECB)による利下げ期待が後退した。銀行・石油株の下落が指数を押し下げた。
ドイツのエネルギー大手エーオンEONG.DEは2.5%安。2008年の利益が予想レンジの下限となる可能性を示唆したことが嫌気された。
英石油大手BP (BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安、フランスの同業トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は0.6%安となった。爆破されたイラクのパイプラインが操業を再開し原油価格が下落したことが重しとなった。
FTSEユーロファースト300種指数は6.12ポイント(0.48%)安の1265.47。
DJユーロSTOXX50種指数は11.06ポイント(0.3%)安の3641.05。
AXAインベストメント・マネジャーズのストラテジスト、フランツ・ウェンゼル氏は「インフレは特にドイツで、かなり良くない傾向だ。これは明らかにECBの利下げの妨げになる。したがって相場はおおむね一服だ」と語った。
ドイツの3月の消費者物価指数は予想を上回る上昇となった。
金融株では英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が1%安、英住宅金融大手HBOS(HBOS.L: 株価, 企業情報, レポート)が3.1%安、スイスの銀行大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%安。
英ロイズTSB(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安。国内リテール部門の責任者が退社することを明らかにした。世界経済の成長懸念から消費関連株も売られ、スイスの食品大手ネスレ(NESN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が0.9%安、仏化粧品大手ロレアル(OREP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%安。
<ユーロ圏債券> 短期債の利回りが上昇した。欧州中央銀行(ECB)が短期金融市場への新たな流動性供給を実施する方針を示すなか、ECBの早期利下げ観測が後退した。
予想を上回る3月の独消費者物価指数(CPI)速報値や、ウェーバー独連銀総裁のインフレ警戒発言も、利下げ観測を一段と弱めた。
ECBはこの日、期間3カ月と6カ月のリファイナンスオペを実施すると発表した。6カ月のリファイナンスオペは初めてとなる。ストラテジストは、この日の発表について、ECBは長期資金の供給で市場沈静化を図る方針を維持したい意向だと指摘。経済全体の現状を踏まえ、利下げを急いでいないとの見方を示した。
1640GMT時点で、独連邦債2年物利回りは4.4べーシスポイント(bp)上昇の3.469%と1月末以来の水準に達した。
同10年物利回りは一時、3.952%と今月の最高水準となった。
独連邦債先物6月限は8ティック安の115.67。非常な薄商いで荒い値動きとなるなか、週間では3年超ぶりの大幅下落となった。
独連邦債先物6月限が一時113.93の安値に下落し、トレーダーはエラーを疑っている。先物・オプション取引所ユーレックスは、値動きを調査していることを明らかにした。
EURIBOR金利先物9・12月限は、1bp程度上昇した。ECB当局者のタカ派的発言を背景に、依然として年内25bp利下げを完全には織り込んでいない。
欧州株が下落したが、多額のポジション調整やテクニカルな軟調サインで債券買いにはつながらなかった。
[東京 29日 ロイター]
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