ロイターサミット:世銀、08年中南米成長率見通しを4.8%に引き下げ
[ワシントン 4日 ロイター] 世界銀行は、2008年の中南米経済成長率見通しを5.1%から4.8%に引き下げた。世銀の中南米担当バイスプレジデント、パメラ・コックス氏が、ロイターの中南米投資サミットで明らかにした。
同氏は、米クレジット・住宅市場の危機が中年米諸国に及ぼす影響は依然完全には明らかではないが、中南米は全般的に、以前よりも市場の混乱に巧みに対応できる状況にあると指摘した。
メキシコなど中米諸国は米国に近いことから、中南米諸国のなかでは、今回の混乱の影響を最も受けやすいという。
コックス氏は「メキシコ、カリブ諸国、中米は、米国市場との関係がより緊密になっている。2つの経路で影響する可能性がある。1つは、米個人消費が減速した場合、メキシコの対米輸出に影響が出る。もう1つは送金への影響だ」と指摘。1月の送金は5.7%減少したという。
ただ同氏によると、中南米諸国は、この5年間で危機対応能力が向上しており、経済政策、金融セクター規制も強化された。財政収支も黒字になっており、これまでのところ、欧米金融機関の信用ひっ迫が中南米諸国に影響を及ぼした形跡はほとんどみられず、ブラジルへの資本流入も依然好調という。
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