日本版SWF、外貨準備はドルのまま上手な運用考える必要=金融担当相

2008年 04月 7日 15:47 JST
 

 [東京 7日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は7日、都内で講演し、自民党内で日本版SWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)創設について議論されていることに関連し、外貨準備の運用について「ドルのままで、より上手な運用をいかにやっていくかは考える必要がある」との見解を示した。

 自民党内の議論では、日本版SWFの運用原資は外貨準備が想定されている。3月末で1兆ドルを超える外貨準備は、政府短期証券(FB)を発行して調達しており、FBの残高は約100兆円の規模に膨らんでいる。渡辺担当相は「3カ月もののFBを0.5%で調達しており、(運用資産との)デュレーションギャップがかい離するとやっかいな問題が生じてくる」との懸念を示した。

 そのうえで渡辺担当相は、外貨準備の多くはドル建ての資産だが「日本に持ち帰ることが極めて困難な資産なので、いかにドルのままでより上手な運用をやっていくかは考えるが必要ある」との見解を示した。また、外貨準備については「どういう運用がされているか発表されていないのが事実だ」とも指摘した。

 中東のSWFは、石油関連収入を原資にしており、シンガポールは財政黒字や外貨準備を運用資産としてSWFを運営している。渡辺担当相は、日本版SWFについて「日本は天然資源もなく、財政黒字もないので、特別会計をどう運用するかの話になる」とした。そのうえで「一番運用が必要なのは年金だ」と指摘し、公的年金積立金の運用を舛添要一厚生労働相が検討していると話した。

 
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