東京外為市場・15時=ドル102円前半、短期筋のユーロ買い活発
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 102.28/33 1.5742/47 161.00/08
正午現在 102.05/10 1.5794/99 161.20/29
午前9時現在 102.50/55 1.5707/10 161.01/09
前日NY17時 102.34/40 1.5709/13 160.83/92
[東京 8日 ロイター] 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅ドル安の102円前半で取引されている。東京市場では海外ファンドを中心に短期筋のユーロ買いが活発化。ユーロは一時1.5799ドルと1日以来の高値を付けた。ユーロは対円でも上昇し、一時161.75円と1月11日以来、3カ月ぶりのユーロ高/円安水準を記録した。
東京市場ではユーロの急伸が目立った。ユーロ/ドルでヘッジファンドやアジア系ファンドが1.57ドル半ばにあったユーロ買いを誘発するストップロスを狙った買いを強め、ユーロ/ドルは朝方の1.56ドル後半から1.57ドル後半まで100ポイント超上昇。ユーロ/円でも国内機関投資家の「期初の海外投資と見られる買い」(都銀)が入り、ユーロは一時全面高となった。
しかし、こうした買いが一巡した午後にかけて、ユーロは1.57ドル半ばへ急反落。ユーロ/円も161.00円付近までじり安となった。ユーロ/ドルの上値では、短期筋の利益確定や取引レンジが設定されているオプションに絡む売りに加え、今週末にワシントンで開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を前に「ユーロ売り/ドル買いを仕掛けようとする短期筋も、まだ残っていた」(外銀)という。
ユーロ買い/ドル売りが進んだ背景として、ポールソン米財務長官が7日、住宅問題で「政府は大規模な介入を行わない」などと発言したことや、グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長が、最近のクレジット危機はここ50年で最悪などと発言したと一部で伝わったことが手掛かりだったとの指摘もあったが、市場では「最近のユーロ下落でちょうどユーロ売りポジションが積み上がっていた。値動きが鈍っていたタイミングで、(ユーロを売り込んだ向きの)ストップロスを狙って短期筋が買い仕掛けた」(別の都銀)ことが背景にあるとの声が複数出ている。
きょうの売買は短期筋が中心だったが、一方でユーロの長期的な上昇を予想する声も出ている。4日発表の米雇用統計が大きく下振れたことや、ユーロ圏の利下げ見通しの後ずれなどが背景で、ユーロ/ドルの1.6ドル乗せ、ユーロ/英ポンドの0.8ポンド乗せなどの大台乗せを予想する声が出ている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相は7日、欧州委員会が4月に2008年のユーロ圏インフレ見通しを引き上げる可能性があることを明らかにしている。
(ロイター日本語ニュース 基太村 真司記者)
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