水準設定の為替介入はやるべきでない=渡辺日銀副総裁候補
[東京 8日 ロイター] 渡辺博史日銀副総裁候補(前財務官、一橋大大学院教授)は8日午後、参院議院運営委員会での所信聴取後の質疑応答で、為替介入の考え方について、水準を設定するための介入は本来の趣旨から外れている、と述べた。その上で、スムージングオペとしての介入はあってしかるべきだ、と語った。
渡辺副総裁候補は、為替介入は大きく分類して、1)事件・事故などで非常に大きくマーケットが揺れたとき、市場参加者に対して悪影響を与えないための「救済的な介入」、2)そこまでは至らないが、何かをきっかけに非常に大きくマーケットが揺れて不安定なときに、その振幅をなるべく小さくする「スムージング・オペレーション」、3)水準を設定するための為替介入──の3種類があると説明。
水準設定のための介入については「本来の介入の趣旨を外れている」として「やるべきではない」とした一方で、スムージングオペについては「ある日突然、急激に円がドルに対して上がるということが起こった場合には、そこにたまたま輸出決済などがあった人達に大きな影響を与えるので、そういうことについての対応はあってしかるべき」と述べ、認められるとの考えを示した。
(ロイター日本語ニュース 志田 義寧)
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