東レ、2012年末までに炭素繊維のグループ生産能力を3万トン超へ
[東京 11日 ロイター] 東レ(3402.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、2012年末までにグループでの炭素繊維の生産能力を年産3万トン超にする計画を発表した。2008年末は、08年1月に稼動を開始した愛媛工場の増設を含め、欧米でも設備増強が進んでおり、1万7900トンになる予定。
2010年には、世界最大となる年産4000トンの産業用汎用糸専用大型マシンを愛媛工場に導入することを計画。生産効率の引き上げも狙う。
炭素繊維事業は、2010年頃に連結売上高で1600億円、2015年頃に3000億円、2020年頃に5000億円を見込んでいる。営業利益率は、20%程度を確保したい考え。今後、さらなる伸びが期待でき、同社が強みとしている航空機分野では、2009年に60%超、2015年には65%超のシェア確保を目指している。
炭素繊維全体の市場は、08年の4万トンから順調に拡大し、2010年に5万2000トン、2012年には6万9000トン、2015年には8万8000トンを見込んでいる。このうち、同社は、2010年に34%、2015年に37%のシェア獲得を目指す。ただ、航空機に次いで大量の需要が見込まれる自動車用途については「どの程度の市場になるか、まだ先の話なので、数字を公表するには至らない」(上浦正義・専務取締役)としている。
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