ジャスダック取締役会の解任は考えず、大人の解決に期待=日証協会長
[東京 15日 ロイター] 日本証券業協会の安東俊夫会長は15日の定例会見で、ジャスダックの株式を大阪証券取引所(8697.OJ: 株価, 企業情報, レポート)に売却する交渉が、ジャスダック取締役会の反対で難航していることについて、筆頭株主としてジャスダックの取締役会を解任する権利を持つ日証協が、権利行使でジャスダックの取締役会を解任する考えはないことを明らかにした。
安東会長は、解任するための権利を行使するのではなく「大人としての対話や落としどころがあるのでないか」と語り、大証との経営統合に反対するジャスダックの取締役を除去するために、解任する権利を行使する考えはないことを示した。
日証協はジャスダックの72%の株式を保有しており、取締役会を解任する権利がある。
安東会長は、M&Aの交渉過程でさまざまな意見が出るのは自然で「大証も同じ方向を向いているわけではない」との認識を示したうえで、今回の交渉を進めている大証・米田社長との間では「そういう(反対の)話は一切ない。そういう(反対の)声が出るのは分かるが、実質的にそれが世の中の流れを変える声になるとは思わない」と語り、交渉の前進に期待を示した。
ジャスダックは3月24日、大証とのシステム統合案を否決し独自のシステム開発を進めることになった。次回取締役会の4月28日に、ジャスダック取締役会が再びシステム統合に関する議案をはかるかが注目されている。
安東会長は、3月24日にジャスダックの取締役会が大証とのシステム統合案に反対したのは、そもそも合意書の中身に不備があったためとしたうえで、「現在は不備な部分を修正しているところ」と述べた。不備が具体的に何だったかについて安東会長は、システムの金額に関する表現などだと指摘した。
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