出光興産が08年3月期当期益予想を半減、豪鉱山の洪水被害で

2008年 04月 22日 18:04 JST
 

 [東京 22日 ロイター] 出光興産(5019.T: 株価, ニュース, レポート)は22日、2008年3月期の連結業績見通しの修正を発表した。従来105億円としていた当期利益は約半減の50億円を見込む。

 85%の権益を持つオーストラリア「エンシャム石炭鉱山」が、今年1月末の集中豪雨による洪水で採掘場が被災。権益比率に応じた概算の復旧支出額約255億円のうち約半額の127億円を特別損失として計上する。

 復旧支出額については、保険金で最大限回収するよう取り組むとしているが、同社の広報担当者によると、まだ保険会社との交渉に入っておらず、どの程度を回収できるかは不明で、09年3月期にも追加支出が発生する可能性があるが、その際の金額規模もわからないという。

 業績予想修正では、営業利益(従来は480億円)が560億円に、経常利益(同540億円)が605億円にそれぞれ増える見込み。石油化学製品の利幅が想定したほど低下しなかったことや、石油開発事業での探鉱費の減少などが寄与する。売上高(同3兆8400億円)は3兆8600億円に修正した。

 被災した鉱山は、構内道路の復旧は概ね完了し、一部で出荷を再開。現在の出荷量は被災前4割程度に回復した。2009年1─3月期の全面復旧を目指す。

 
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