ポンド安はインフレ圧力を高める=英中銀金融政策委員

2008年 04月 24日 08:59 JST
 

 [ロンドン 23日 ロイター] イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会のセンタンス委員は23日、ポンドは当面弱含む可能性が高く、インフレ圧力を高める一方、信用収縮の打撃を緩和する一助になるとの見方を示した。

 インフレやインフレ期待、賃金上昇の抑制には著しい景気減速が必要と述べた。

 委員は講演で「ポンド安が一時的で、急速に巻き戻されるだろうか。その可能性は低いようで、金融政策にとり安心できる想定ではないだろう」と指摘。「ポンド下落は、世界的なエネルギー・商品価格上昇によるインフレの打撃を悪化させるだろう。半面、信用収縮や他の金融市場動向による悪影響を相殺する一助になるだろう」と述べた。

 さらに英経済への懸念を背景とした追加利下げ観測が、ポンドを押し下げたと指摘した。ただ、英経済が米国と同様の状況に陥るとの見方については「必ずしも正確ではない」と述べた。

 消費者物価インフレが2.5%で推移し、年内に約3%に上昇することが予想されるなか、「金融政策委員会の責務はインフレを再び目標に引き下げること」と指摘。「金融市場の混乱が損失をもたらし経済が調整局面を迎えるなか(インフレ低下には)2008・2009年が比較的低成長になることが必要となるだろう」とし、「この間の調整がスムーズなものになるとは保証できない」と語った。

 
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