東京製鉄の09年3月期、価格転嫁が浸透し営業利益は51.1%増益を予想
[東京 25日 ロイター] 東京製鉄(5423.T: 株価, ニュース, レポート)は25日、2009年3月期決算の営業利益予想について、230億円(前年比51.1%増)になると発表した。原料であるスクラップの見通しに不透明感が残るものの、これまで実施した価格転嫁が浸透する。
スクラップの想定価格はトンあたり6万3000円と、08年3月期平均の4万1000円から大幅に上昇する。ただ「コストは上昇しているものの、その一方で転嫁が進んでいる。スクラップ価格は現在の高い水準が続くとは思えない」(阪部英二常務)という。原料の動向をみながら生産・販売を調整する考えで、年間の生産量は前年実績の328万9000トンに対し、今期は310万トンと減少させる考えだ。
前期は建築基準法改正の影響で国内需要が落ち込んだ分を輸出でカバーしたが、現時点では主たる輸出先であるアジアにおける価格が急騰する欧米市場に比べて低迷しているため海外向け販売はストップしている。アジアの鋼材市況が改善すれば、輸出を再開するという。
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